《仮名文字検定》は、平安時代から伝わる平仮名を幅広く学び、
その運用能力を高め、日本の古典文化を継承する中で、
日本語の読解と表現世界を豊かにすることを目的として実施するものです。
日本古典文学における中古・中世の時代に普及していた数多くの仮名文字が、
広く一般的にその習得の意義を再評価されるようになりました。
日本文化の理解を深め、文化資源としてさらに身近なものにするためにも、
《仮名文字検定》の必要性が求められる時代が来たといえるでしょう。

現在私たちが使っている平仮名「あいうえお〜」は、明治33年に1書体に制限され統制されてからのものです。
それまでは、多くの仮名文字が使われていました。
現行の「平仮名」以外を「変体仮名」と呼び、昭和初期までは普通に流通していたものです。
日本の古典籍や古い印刷物には、さまざまな書体の仮名文字を用いた文章が記されています。
今でも、博物館や資料館のみならず、街中の書道展や看板などでも、変体仮名をよく見かけます。
明治時代後半から使わなくなってきた変体仮名が、日本文化の見直しと再発見の中で、新たに注目を集めるようになりました。

「国際文字コード規格」(ユニコード化)に登録するために「学術情報交換用変体仮名」が提案され、
国際的な場で承認に向けて審議が進んでいることは、変体仮名の再認識を促し新たな活用が期待できるものだといえます。

多彩な文字をちりばめて表現された、見た目にも美しい仮名文を読んで理解する能力を高めませんか?
変体仮名を使った楽しい遊びの空間に身を置くこともできます。
時代を超えて情報と気持ちを交わす技術を習得する上で、
この《仮名文字検定》を豊かな日本文化の理解と継承の鍛錬道場として活用していただくことを望んでいます。
なお、《仮名文字検定》では、点字と立体文字が触読できる視覚障害者も受験できる体制を用意しています。

検定内容 仮名文字に関する知識と読解力を問う
検定開催年月日 年1回8月末開催 第1回は2018年8月末 (第8回 日本文学検定と同時開催)
開催場所 東京・京都
受験料(個人受験・団体受験・学割・再受験) 4,900円(学割・再受験 4,600円)(税込)
受験資格 学歴・年齢その他制限なく、どなたでも受験できます。
※ 視覚障害者は、点字と仮名文字の触読による受験ができます。
受験時間 60分
合格基準 新人級:60%以上の正解
玄人級:70%以上の正解
達人級:90%以上の正解
※ 試験で獲得した点数により、各級が決定される方式。
問題形式 全50問筆記
公式テキスト 『仮名文字の達人』 (A5判・192頁・本体1500円・新典社発行・2017年12月末)
申込み方法 クレジット(公式ホ一ムページ) 郵便振替(リーフレット付載)

※概要は変更される場合がございます。

主催 仮名文字検定委員会
協力 株式会社 新典社
NPO法人〈源氏物語電子資料館〉
監修者 高城弘一(大東文化大学)
高田智和(国立国語研究所)
田代圭ー(宮内庁)
矢田勉(東京大学)
渡邊寛子(福島県立盲学校)
協力者 淺川槙子(国文学研究資料館)
須藤圭(立命館大学)
畠山大二郎(愛知文教大学)
企画運営総括 伊藤鉄也(国文学研究資料館)